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滋養あふれるパワーフードカレー、マトン・ナハリ

インドの首都デリーなどでナハリ、パキスタンなどではニハリと呼ばれるイスラーム教徒のカレーがあります。元々、牛肉で作るカレーで、骨つき肉や髄をたっぷりのスパイスや香味野菜などと夜通し煮込み、朝食にカミーリー・ローティと呼ばれるパンで食べます。「脂を食べるカレー」ともいわれ、表面に1センチ近い厚さの脂が浮いているのもしばしば。ところがその脂にパンを浸して食べると、その深い味わいと、活力を呼び覚ましてくれる不思議な爽快さに感動します。デリーの旧市街オールドデリーにはナハリの名店がいくつかありますが、それぞれの店のレシピは門外不出。特にスパイスの配合はオーナーしか知らないというのが普通のようです。

マトンナハリ

 

マトン・ナハリのレシピ

(パキスタンなどでは「ニハリ」と呼ばれるイスラーム式カレー)

【材料/4人分】
マトンナハリ 材料
一口大にカットしたマトン 400グラム
たまねぎのスライス1個分200グラム
にんにくのすりおろし10グラム
しょうがのすりおろし15グラム
カットトマト缶100グラム
ヨーグルト1/4カップ
塩 小さじ2(小さじ1ずつ2回に分けて入れる)
サラダ油 大さじ3
水500ml

《パウダー・スパイス》
ターメリック 小さじ1/4
カイエン・ペパー 小さじ2
コリアンダー・パウダー 小さじ2
クミン・パウダー 小さじ1
ジンジャー・パウダー小さじ1/2

《ナハリ・マサラ》 
コリアンダー・シード 小さじ1
クミン・シード 小さじ1/2
グリーン・カルダモン4粒
ビッグ・カルダモン1粒
クローブ4粒
シナモン・スティック長さ3センチ(幅1センチ)
ブラック・ペパー 小さじ1/2
フェンネル・シード 小さじ1/2
ベイリーフ2枚
メース2かけ
スターアニス1/2個分
上記をすべて混ぜ、油をひかないフライパンで軽く空炒り(全体が十分温まればよい)してから粗熱を取り、ミルサーなどで挽く

《仕上げのスパイス》
ガラム・マサラ 小さじ1

 

【下ごしらえと調理】
①鍋にサラダ油を入れ(現地ではギーを使用)、強めの中火にしたらたまねぎを入れ、揚げたまねぎのような黄金色になるまで炒める。炒まったらバットなどに取り、油を切る。
マトンナハリ オニオン
②鍋に分量外の油適宜を足し、大さじ3程度にしたら、弱火でにんにくとしょうがのすりおろしを軽く炒める。
③いい香りがしてきたらカットトマトとヨーグルトを加え、強めの中火で沸騰させる。
④沸騰したら弱火にして《パウダー・スパイス》、塩小さじ1を入れる。
⑤水100mlを加えて軽く混ぜたら、強めの中火で沸騰させる。沸騰したら、中火で2分ほど煮る。
⑥肉を加え、肉の表面が白くなるまで煮たら、さらに水400mlを加え、強めの中火で沸騰させる。
⑦フタをして弱めの中火で、肉が軟らかになるまで煮る。この間、水気が減ったら適宜差し水(分量外)する。
⑧60~90分ほどして肉が軟らかになったら(使用する肉の質によって時間は異なる)フタを取り、炒めたまねぎ、《ナハリ・マサラ》、残りの塩小さじ1を加え、さらに30分程度煮込む。
⑨30分ほどしてたまねぎがカレーソースによく溶け込んだら、ガラム・マサラを加えてできあがり。

 

更新日:2021年2月1日

【レシピ/記事執筆】
渡辺玲