中東発パワーフード「フムス」で美味しく美しく
最近は、日本でもカフェやデリ・ショップなどで頻繁に目にするようになったフムス(=ホモス、フンムス)。「メゼ」と呼ばれる中東料理の前菜を代表する一品で、ひよこ豆とタヒーニ(中東の練りごま)、オリーブオイルなどをペースト状にしたものです。レバノンやイスラエルなど中東の広い地域で昔から親しまれてきたソウルフード的存在で、ホブスと呼ばれる薄くて大きな丸いパンやピタパン、または生野菜と一緒に食べるのが一般的です。
映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』でサマンサがホルモン補給のために食べていたのが話題になったように、フムスには食物繊維やたんぱく質をはじめミネラル、ビタミンも豊富で、血中コレステロール値の引き下げ効果があると言われるなど、栄養価が高く低カロリーで美容にもダイエットにも最適! 海外セレブの常備食として定着しているのもうなずけるパワーフードなのです。また、たんぱく源が手軽に摂れるのでベジタリアンの強い味方でもあります。
そして、なんといっても調理が簡単で、クリーミーで食べやすく美味しいのが一番の魅力です。まずは、一番ベーシックなフムスの作り方をご紹介します。
フムスのレシピ
【材料/3~4人】
ひよこ豆水煮……250g
タヒーニ(市販の練りごまでOK) ……大さじ2
オリーブオイル……大さじ3
にんにく……半かけ
レモン……半個
塩……小さじ1
煮汁or水……30cc
仕上げ用(全て適量でOK)
evオリーブオイル
クミン・パウダー ひよこ豆
香菜
ポイント
・乾燥ひよこ豆を使用する場合、ひと晩水につけて戻し、圧力鍋or鍋で煮る。缶詰を使用する場合は水切りしておく。煮汁は使用するのでとっておく。
・タヒーニは生ごまだけを使用した濃厚なペーストで、日本の練りゴマや中華料理の芝麻醬でも代用できます。 タヒーニは輸入食材を扱うお店やネットでお買い求めいただけます。
・今回スパイスは飾りで使用しただけですが、お好みでクミンなどのスパイスを一緒に混ぜていただいてもOK!
作り方
にんにくをみじん切り、レモンを絞っておく。
オリーブオイル以外の材料をフードプロセッサーorブレンダーの容器に入れる。
ある程度混ざったらオリーブオイルを加え、さらにクリーミーになるまで水分を調節しながらペースト状にする。
器に移し、スプーンやスパチュラで皿を回転させながら溝を作り、仕上げ用のトッピングを飾ればできあがり。
旬の野菜を加えて季節のフムスを!
春は空豆、夏は枝豆、秋はかぼちゃ、冬はビーツなど旬の野菜を豆の1/3~半量加えた季節のフムスもオススメです。見た目も鮮やかでパーティーやアペリティフにも喜ばれます。 また、アボカドや豆腐などを加えると、よりクリーミーでお子様でも食べやすく、栄養もグンとアップ! 他にもいろいろアレンジしながら、オリジナルのフムスを作ってみてはいかがでしょうか?
更新日:2014年12月29日
【レシピ/記事執筆】
おきよし