ハーブたっぷりスパイシーサラダ「ラープ・ムー」
バンコクでも人気の東北タイ料理
今回ご紹介するのは、「ラープ・イサーン」というタイ東北地方(イサーン地方)の料理です(北タイ地方のラープもあります)。
「ラープ」というのは、お肉や魚などをハーブ、唐辛子、ナンプラー、ライム、煎り米粉で和えたもの。もともとは東北地方の料理ですが、今ではバンコクのお惣菜屋さんやレストランでも定番料理。また、ラープ味のスナック菓子は、お土産として観光客にも人気です。「ラープ」はラオス語で「幸せを運ぶ」という意味もあるそうなので、縁起もよいですね。
豚肉、鶏肉、牛肉、アヒル肉、ナマズ、春雨……と、様々な食材をラープにして食べますが、今回は、豚肉のラープの作り方を紹介します。
豚肉のラープ(ラープ・ムー)のレシピ
【材料/2人前】
豚肉……150g
紫玉ねぎ……1/4個分
小ねぎ……1/4カップ分
パクチー……1/4カップ分
こぶみかんの葉……2枚
ミント……1/4カップ分
調味料
ライム汁……大さじ1
ナムプラー……大さじ1
粉末唐辛子……小さじ1/2~1
煎り米粉……大さじ1
○煎り米粉
もち米(うるち米でも可)……適量
(下ごしらえ)
煎り米粉を作ります。フライパンで米適量を煎ります。
煎り米粉はジップロックや瓶で保存が可能なので、ラープが好きな人は、1/2カップぐらいまとめて作っておいてもよいでしょう。
石臼ですりつぶします。フードプロセッサーや、ビニール袋に入れ、麺棒でつぶしてもよい(強くつぶすと穴が開くので注意)
豚肉は包丁で叩いてひき肉に、紫玉ねぎはスライス、小ねぎ、パクチーは小口切り、こぶみかんの葉は葉脈をとって千切り、ミントは葉の部分を半分~1/4にちぎって香りを出す
(材料メモ)
・豚のレバーや、豚の皮を一緒に混ぜてもおいしいです。
・こぶみかんの葉は、タイ食材店で買えます。こぶみかんの葉を入れていないレシピ本も多いですが、タイの屋台でこぶみかんの葉入りのラープを食べておいしかったので、入れています。
作り方
鍋に大さじ1.5程度の水(または、鶏ガラスープ)を入れて沸かします。
豚肉を加え、水で炒めるようにして、火を通します。
豚肉に火が通ったら、火を止め、ハーブ類と調味料を加えていき、よく混ぜ合わせます。
唐辛子やライムの量は、お好みで調節してください。
キャベツなどの野菜を添えて
できあがったら、お皿に盛りつけ、キャベツ、インゲンなどの生野菜を添えます。タイ東北地方ではもち米が主食なので、蒸したもち米と一緒に食べますが、普通の白いご飯と一緒に食べるバンコクスタイルもおいしいですよ!
更新日:2014年12月29日
【レシピ/記事執筆】
All About 毎日のタイ料理ガイド 下関 崇子