独特な香りに魅了。魚汁麺「アッサムラクサ」
人気の麺料理「ラクサ」。マレーシアにはさまざまな味の「ラクサ」があり、ポピュラー度No.1が「アッサムラクサ」。マレー語で「アッサム」は酸っぱいという意味で、魚からとった出しをベースに、酸味と辛味をバランスよくきかせたスープ麺です。マレーシア全土でよく食べられていて、とくにペナン島のものが人気。発酵海老の独特の香りをアクセントに、甘酸っぱいパイナップルがスープの辛みをやわらげます。現地の専門店では、魚をゆで、一尾ずつ手で身をほぐすなど、大変手間のかかる調理。そのため、今回紹介するのは自宅で簡単に再現できるよう缶詰を使ったアレンジレシピです。“アッサムラクサ風”としてお楽しみください。
アッサムラクサのレシピ
【材料/4人分】
(スープ)
魚の水煮缶* 400g
生唐辛子 5本
ブラチャン**(発酵海老のペースト) 10g
レモングラス 2本
みょうが 1個
レモン汁 大さじ5(レモン1個分)
塩 小さじ2
砂糖 小さじ2
ブン(ベトナムの米麺)またはビーフン 4人分
*さば、あじ、さんまなど。種類をミックスした方がおいしい。
**タイ産「カピ」、インドネシア産の「トラシ」で代用可。
(トッピング)
ミント
パイナップル
みょうが
赤玉ねぎ
レタス
【作り方】
1.みょうがは縦半分にカット、レモングラスは根の部分をつぶして香りを出す。
2.魚の水煮、唐辛子、ブラチャンをミキサーでペースト状にする。
3.鍋に水100mlを入れ、1、2を加えて火にかける。30分以上、弱火で煮込む。
4.ブン(またはビーフン)は水でもどし、熱湯でさっとゆでたら、皿に盛る。
5.3のスープをかけ、ミント、パイナップル、みょうが、レタスなどをトッピングして、できあがり。
更新日:2021年2月1日
【レシピ/記事執筆】
古川 音