コク甘のピーナッツソースがやみつき必須!串焼き「サテー」
炭火で焼いた串焼きの肉に、甘いピーナッツソースをつけて食べるサテー。マレーシアをはじめ、インドネシア、シンガポール、タイなど、東南アジアで広く人気の料理です。
マレーシアのサテーは、鶏、牛、羊(山羊)の3種が定番で、味の決め手はソース。玉ねぎ、しょうが、レモングラスをベースに、タマリンドの酸味と香ばしいピーナッツ、そして砂糖をたっぷり加えて、コク深く仕上げます。また、肉のそのものにもスパイスで味をつけているので、香りやコクが幾重にも広がる贅沢さ。こんなに凝った料理なのに、現地では1串20円程度というから、なんともうらやましい限りです。
マレーシア人はみんなサテーが大好きで、ひとり10本単位でオーダーするのはザラ。山盛りのサテー皿を中心に、みんなのおしゃべりは果てしなく続きます。
サテーのレシピ
【材料/2人分】
鶏もも肉 1枚(300g程度)
《A》鶏肉の下味
ショウガ汁 大さじ1
ターメリックパウダー 小さじ2
クミンパウダー 小さじ1
塩 小さじ1
《B》ピーナッツソース
玉ねぎ 1/2個
ショウガ ひとかけ
レモングラス 1本
ピーナッツ 70g
チリパウダー 小さじ1
パプリカパウダー 大さじ1/2
レモン汁 大さじ2
砂糖 25g
塩 小さじ1/2
サラダ油 40ml
【作り方】
1 鶏もも肉を2センチ角に切り、Aに1時間ほど漬けこむ。
2 ピーナッツソースを作る。Bの玉ねぎ、レモングラス、ショウガを適度にカットし、フードプロセッサーで細かくする。手でしぼって水気をしっかり切る。
3 ピーナッツをフードプロセッサーで細かく砕いておく。
4 フライパンに分量のサラダ油を入れて熱したら、2を炒める。玉ねぎの水がなくまるまで根気よく。
5 チリパウダー、パプリカパウダー、レモン汁、砂糖、塩を加える。砂糖が溶けたら、3の砕いたピーナッツを加え、よく混ぜれば、ソースの完成(※)。
6 1を串に刺し、フライパンで焼く。あらかじめ電子レンジで1~2分加熱してからフライパンで焼くと火がとおりやすい。5のピーナッツソースをつけて食べる。
※ソースは固めなので、お湯で溶いてのばしてもOK。
※より現地の味にしたい場合は、レモン汁をタマリンドジュース(大さじ3)に変え、しょうがの1種であるガランガーを加える。どちらもアジア専門食材店で購入可。
更新日:2020年6月30日
【レシピ/記事執筆】
古川 音