タイを代表する果物ソムオーでつくる「ヤムソムオー」【タイ】
デザートだけでなく、料理にも
タイの果物というと、ドリアンやマンゴー、マンゴスチンが有名ですが、この「ソムオー(ポメロ)」もタイではとても人気。ボーリングの玉ぐらいの大きさもある柑橘類で、日本の果物では文旦やザボンに似ています。
ソムオーの旬の時期は8月から9月ですが、一年中食べることができます。街の屋台やスーパーでは、きれいに皮をむいてパック詰めにしたソムオーが売られています。ビタミンCも豊富で、甘酸っぱいけれども、グレープフルーツのような酸味や苦みがないので食べやすく、そのままデザートとして食べるほか、料理にも使われています。
そこで、タイのレストランでも人気の「ヤムソムオー(ソムオーのサラダ)」のレシピを紹介します。
ソムオーのサラダのレシピ
【材料/4人分】
ソムオー……5房
エビ……5尾
ピーナッツ……10粒
ココナッツロング……大さじ2
フライドオニオン……大さじ2
【調味料】
チリインオイル……大さじ1
ナンプラー……大さじ1
ライムのしぼり汁……大さじ1.5
ヤシ砂糖……大さじ1/2
こぶみかんの葉……2枚
鷹の爪……1本
(下ごしらえ)
ピーナッツはフライパンで空煎りして砕きます。ココナッツロングはフライパンで空煎り。エビは茹でて粗く刻む。こぶみかんの葉と鷹の爪は千切りにします。
(材料メモ)
・ココナッツロングは製菓材料売り場でも買うことができます。
・チリインオイルはタイ語では「ナムプリックパオ」、こぶみかんの葉はタイ語で「バイマクルー」(英語ではカフィアライム)。タイ食材店のほか、輸入食材店でも買うことができます。
・ヤシ砂糖はタイ食材店で買うことができます。ない場合は、普通の砂糖で代用可能。
作り方
ソムオーをむきます。断面が分かりやすいように半分に切っていますが、ソムオーは皮が固いので、まるごと1個むく場合は、まず上下を切り落とします。
次に放射線状に包丁で切れめを入れて、果実と皮に包丁を入れながらむいていくとよいでしょう。
調味料を混ぜ合わせます。
ボウルにほぐしたソムオー(粗くほぐしても、細かくほぐしてもお好みで)、エビ、ピーナッツ、ココナッツロング、フライドオニオン、こぶみかんの葉、②の調味料を入れてよく混ぜ合わせます。
器に盛って、彩りに鷹の爪とこぶみかんの葉を散らします。
ジャスミンライスと一緒に!
「ヤムソムオー」は、お店によっていろんな味付けやレシピがあります。今回はエビだけですが、これに鶏むね肉を茹でてさいたものを加えてもおいしいです。
ドレッシングもいくつかレシピがありますが、このレシピはチリインオイルをベースにした、しっかりとした味付けで、ジャスミンライスとの相性もばっちりです。
初めて聞く調味料も多いかもしれませんが、タイ料理ではよく使われるものばかりなので、機会があれば、ぜひ作ってみてください!
更新日:2014年10月29日
【レシピ/記事執筆】
All About 毎日のタイ料理ガイド 下関 崇子