食べるほどに奥深いナシ・ゴレンとミー・ゴレン【インドネシア】
「バリ島でローカルフードを食べたいけどなにを注文したらわからない…」というとき、とりあえずこれをおさえておけば大丈夫というメニューを紹介します。地元でも最もポピュラーで、ワルン(ローカル食堂)でもレストランにもある食べ物です。
インドネシア風のチャーハン「ナシ・ゴレン」
インドネシア語で「ゴレン」とは、炒める、揚げの意味です。「ナシ」はご飯のこと、つまりはインドネシア風の炒め飯のことをナシ・ゴレンと言います。ワルン(ローカル食堂)では日本円で約90円くらいで気軽に食べることができる食べ物。野菜や肉、あるいはシーフードをご飯と炒めて調味料で味を調える簡単な調理です。レストランでは、ナシ・ゴレンの他にサテ(串焼きの肉)やクルプッ(揚げせんべい)などがついて、なかなかの料理に仕上がります。高級レストランでは10万ルピア(日本円で約1000円)という価格にもなります。店によって味付けは様々。一概にナシ・ゴレンとはこういう味とは表現できません。食べれば食べただけ味のバラエティーがあります。
バリ島観光後、美味しかったナシ・ゴレンの味を日本でも再現したい場合は、簡易調味料をお土産として購入してはいかがでしょうか? スーパーなどで日本円で100円以下で購入することができます。お好みの材料を炒めて、調味料を加えるだけでバリ島の味が再現できます。ちょっと辛いので、加減して少しずつ加えるのが良いかと思います。
インドネシア風の焼きそば「ミー・ゴレン」
「ミー」とは麺の意味で、日本の焼きそばに近い料理です。特に定義があるわけではなく、野菜と肉が入ったスパイシーな焼きそばです。「ナシ・ゴレン」と並んでローカルがよく食べるメニュー。食べる場所によって価格の違いはありますが、日本円で1000円以下で食べられると思って良いでしょう。
インドネシア料理は店によって辛さのレベルが違うので、お子様や辛い味が苦手な場合は、「辛くしないで」と注文の時に伝えると良いと思います。バリ島は世界中からお客様が来る観光地なので、英語で伝えても大丈夫だとは思いますが、地元のワルンなどではインドネシア語で「ノー、プダス」(プダスは辛いの意味)あるいは、もうちょっとインドネシア語が使えるなら「ティダッ マウ プダス」(辛くしないで)などと伝えると良いでしょう。
インドネシア料理もいろいろとありますが、ナシ・ゴレンとミー・ゴレンだけでも店によって味が違うので、観光旅行で毎日食べ続けても飽きことはないかと思います。お子様がいらっしゃる場合、迷ったらとりあえず注文するメニューとして、覚えやすくて簡単ではないでしょうか?
【記事執筆】
All About バリ島ガイド プトゥ・ヒロミ