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バンコクで大流行中のタムターットを食べよう!/SOMTUM DER

タイ人の間で流行中のイサーン料理、タムターットって!?

タムドンダー・タイ

『SOMTUM DER』のタムターット、メニュー名は「タムドンダー・タイ」。バンコクスタイルの甘酸っぱいソムタムを使用。ほかに、本場イサーンの味を再現した沢ガニ入りの激辛ソムタムがメインとなる「タムドンダー・イサーン」も。辛いものが苦手なら、オーダーの際に伝えるのを忘れずに

 

現地ならではの料理を食べてみたい!というエスニックマニアにおすすめしたいのが、このタムターット。去年からイサーン(タイ東北部)料理店を中心に流行りはじめたもので、ターット(タイ語でお盆の意味)の中心にソムタム(青いパパイヤのサラダ)を配置、その周りに麺やゆで卵、ソーセージなどを載せたボリュームたっぷりのワンプレートメニューです。

 

ソムタムのほか、エビのフライ、ケープムー、ムーヨー(ソーセージ)、生のパッカチェー(ミズオジギソウ)、カノムジーンなど、タイの食材を存分に楽しめる。3~4人でシェアするのに最適なサイズ

 

もちろん本場イサーンのレストランでも食べられますが、その起源はイサーンの一般家庭。家で家族が集まり床に車座になって、大きな皿に載せた数種類のおかずをシェアして食べていたことから生まれたスタイルなのです。タムターットという料理名からもわかる通り、主役はソムタム。そのほかのおかずは店によって少しずつ異なりますが、主食となるカノムジーン(発酵米麺)やサクサクとしたケープムー(豚の皮の揚げもの)、生野菜など、味も食感も異なる料理がバランスよく入っているのが特徴です。

すべて混ぜた時の味わいのバランスが秀逸!

『SOMTUM DER』はイサーン出身のオーナーが、「バンコクの人に本当のソムタムの味を知ってほしい」との思いから開いた店。それだけに本場の味にとことんこだわり、現地から取り寄せている食材も多いそう

 

バンコクでタムターットを食べるなら、おすすめはサラデーン通りにある人気イサーン料理店『SOMTUM DER』。食べ方は基本的に自由ですが、ここではオーナーさん直伝の食べ方をご紹介します。まずは各自好きなおかずを少しずつ自分の皿に取り分け、別々に味わってみます。その後、全体の量が2/3くらいになったところで、お盆に残っているすべてのおかずを大胆に混ぜ合わせていただく、というもの。こうすることで各料理の味もわかるし、すべてのおかずを混ぜた時だけに生まれる絶妙な味と食感のバランスも楽しめるので、一品で二度おいしい、というわけです。

 

SOMTUM DER店内

まるでカフェのような、明るくかわいらしい店内。女性だけでも入りやすい雰囲気です

 

バンコク内にはほかにも提供している店がたくさんありますが、お盆の上のメニューを全部混ぜた時に生まれる味わいのバランスと、食感の妙はこちらのものがダントツ! タイ料理の要である辛さ、酸味、甘さ、塩気のバランスが絶妙で、別々に食べる時とはまったく違う新鮮なおいしさに驚きを覚えたほど。バンコクを訪れる機会があれば、ぜひ試していただきたい一品です。

 

SOMTUM DER
サラデーン通りに沿いにある小さな2階建てのレストラン。黄色い看板が目印です

 

SOMTUM DER(ソムタム ダー)お店情報

所在地 5/5 Saladeang Rd., Silom, Bangkok
TEL 02-632-4499
営業時間 11:00~22:30(LO22:00)
定休日 なし
アクセス BTSサラデーン駅、MRTシーロム駅より徒歩約5分
 
更新日:2015年02月05日
※内容は、記事公開時点の情報です

 

【記事執筆】
タイ料理ライター 白石 路以

 

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