HOME

2020年“この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング

昨年は「ビリヤニ」「フムス」「カオソーイ」が上位となりましたが、新型コロナウイルスの影響により、テイクアウトで人気の「バインミー」が1位にランクイン。2位、3位は昨年と変化なく、健康志向に人気の「フムス」と、日本人好みなテイストの「カオソーイ」が並びました。

また、新型コロナウイルスの影響で各国イベントが軒並み延期・中止になったこともあり、おうちで手軽にエスニックを楽しむ「おうちエスニック」の推進を引き続き推進いたします。今回1位になった、バインミーもお手軽に自宅で作れるレシピも公開。各国ビールと楽しめば、自宅でも各国のフェスを味わえます。

<第1位︓「バインミー」>

〜フランスパンに野菜やパテなどを挟んだ具沢山のサンドウィッチ〜
バインミー
野菜や肉類など、様々な具材をパンにはさんで食べるバインミーは、休日のブランチなどにもぴったりなベトナム版サンドイッチ。バインミーという名前自体に「フランスパン」という意味があります。元々、フランスの植民地時代の影響でパン文化が根付いたベトナム、カンボジア、ラオスではファストフード的存在として、屋台でバインミーを売る光景が見られます。朝食やランチ用に買い求める人も多いです。ニンジンやダイコンの甘酢漬けや豚肉のパテ、パクチーなどのハーブが入って、魚醤のヌクマムのソースをたっぷりかければ、ボリュームがありながらもさっぱりといただけます。
バインミー専門店の増加とともに、新型コロナウイルスの影響でテイクアウト需要が増加。具のバリエーションの多さから、飽きることなく食べることができ、見た目もおしゃれということで、人気が加速しているのではないでしょうか。

 

 

<第2位︓「フムス」>

〜中東料理・ハラルフードの導入として今年定着の予感〜
フムス
2019年の2位だったフムス(=ホモス、フンムス)は、レバノンやイスラエルなど中東の広い地域で昔から親しまれてきたソウルフード的存在。「メゼ」と呼ばれる中東料理の前菜を代表する一品で、ひよこ豆とタヒーニ(中東の練りごま)、オリーブオイルなどをペースト状にしたものです。
昨今の健康ブームに、新型コロナウイルスが拍車をかけ、自宅でも手軽にでき、美容や健康にもいいということで、「おうちエスニック」メニューの中でも多くつくられるメニューに。

 

 

<第3位︓「カオソーイ(タイ)」>

〜タイの第二の都市であるチェンマイの名物麺料理〜
カオソーイ
第3位も2019 年から引き続きライクインしたカオソーイ。タイの北部、第二の都市であるチェンマイの名物料理。レッドカレーペーストをベースとしたスープに卵麺。さらに揚げ麺をトッピングするという独特な麺料理です。カリカリの揚げ麺とモチモチの卵麺の食感の違いが楽しく、ココナッツミルクのマイルドな味に、チリの刺激がグッと体に浸透します。タイライム、アカワケギ、高菜漬けが添えられていて、加えることで味がグッと引き締まります。カレー+ラーメンという日本人に馴染みのある2つメニューの合体というイメージもあり、テイクアウトでも人気。また、ちょっと凝ったおうちエスニックを楽しむ層からの支持も強く、自宅レシピを公開している人も増えています。

 

⽇本エスニック協会アンバサダー 伊能 すみ⼦

【上記解説者︓⽇本エスニック協会アンバサダー 伊能 すみ⼦】

舞台制作や⺠放気象番組ディレクターを経て、⾷の世界へ。調理師専⾨学校で調理を学びながら、⾷の専⾨家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中⼼に飲⾷情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを⾏う。「ASEAN⾷のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、⾷と旅の提案も⼿がける。

 

 

<⽇本エスニック協会概要>

●商号 ︓⼀般社団法⼈ ⽇本エスニック協会 https://ethnic-as.net/
●理事⻑︓伊藤 光
●事務局︓〒101-0025 東京都千代⽥区神⽥佐久間町1-8-4
●設⽴⽇︓2014 年10 ⽉29 ⽇
●⽇本エスニック協会アンバサダー(50 ⾳順)
伊能 すみ⼦(アジア/スパイス/シンガポール)、⽒家 アマラー 昭⼦(タイ料理)、おきよし(汎地中海料理)、佐藤 わか⼦(各国料理)、下関 崇⼦(タイ屋台料理、お惣菜)、シャンカール・ノグチ(インド)、⽩⽯ 路以(タイ料理ライター)、⾼岡 朋⼦(タイ/アジアのホテル)、⻑澤 恵(タイ料理)、古川 ⾳(マレーシア料理全般)、渡辺 玲(インド/スパイス/カレー)

2014年10 ⽉に⽇本国内においてエスニック⽂化や⾷の普及活動を⾏っているメンバーを中⼼に結成された団体。エスニック⽂化や⾷の魅⼒を普及させるとともに、⽇本の伝統的な料理とエスニック⽂化が融合した新しい⾷⽂化「エスニック×⽇本」を通じた地域活性や、企業・⾃治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなど、様々な⽂化創造をすることをめざしています。